STUDENT INTERVIEW
スーパーCG・映像クリエーター専攻 Nさん
─ 学校生活で楽しいことや、やりがいを感じることを教えてください。
インターネットやアニメ、ゲームが大好きな人が多く、趣味の話ができるので毎日楽しいです!作った作品を先生や友達に褒められるとやりがいを感じます。更にできることを増やすため、今はAfter Effectsを勉強しています。
スーパーCG・映像クリエーター専攻 Hさん
─ 所属している専攻を選んだ理由は?
CGや映像を中心に学びつつ、他のこともたくさん学び、将来は様々な分野で活躍できるようになりたいのでこの専攻を選びました。
スーパーCG・映像クリエーター専攻 Iさん
─ 学校を選んだ理由は?
自分の希望する専攻以外の専攻の授業も受けられるWメジャーカリキュラムという制度と、オープンキャンパスに来た時の学内の雰囲気や設備がとても良かったのでこの学校を選びました。
─ 所属している専攻を選んだ理由は?
小さいころからゲームが好きで、いつか自分もゲームの中に出てくるキャラクターを作るのと同時に、映像の編集について学べるという部分が自分のやりたい事と重なったので、この専攻にしました。
─ 3年制/4年制を選んだ理由は?
4年制は専門学校の卒業資格を取れるのと同時に大学卒業と同じ高度専門士という称号をもらえる点で、就職に役立つと思ったのと、就職活動の準備時間が3年制よりも多くとれるという所が2年制の専門学校には無い強みだと思ったので、4年制を選びました。
─ 4年制を選んだ理由は?
専門学校の卒業資格を取れるのと同時に、大学卒業と同じ高度専門士という称号をもらえる点で就職に役立つと思ったからです。また、就職活動の準備時間が多くとれるというところが2年制にはない強みだと思ったので、4年制を選びました。
─ 将来の理由・目標は?
昔やっていたゲームのモンスターを自分で作れるようになることです。
─ 将来同じ夢目標を目指す高校生にエールをお願いします
入学してから積極的に居残りをして、自分の作品をたくさん作っておくと後々役に立つので、頑張ってください。
ゲーム・CG・アニメ業界
スペシャル座談会
名誉教育顧問 マット鈴木先生在校生
「自分ならもっと面白いものが作れる」
悩むことを恐れずに、夢に向かって情熱を持ち続けていくこと。
名誉教育顧問
マット鈴木 氏
ビジュアルデベロップメントアーティスト。特殊ビジュアル効果部門で米・エミー賞を受賞。【代表作】アバター2(未公開)、ジャングルクルーズ、ゴジラVSコング、ハーレクイーンの華麗なる覚醒、ムーラン、ジェミニマン、移動都市/モータル・エンジン、アリータ:バトル・エンジェル、メイズ・ランナー3、モアナと伝説の海、ズートピア、ベイマックス、アナと雪の女王、シュガー・ラッシュ、塔の上のラプンツェル、アバター、タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密、くまのプーさん、ライオン・キング/ディズニーデジタル3D、ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛、魔法にかけられて、など。
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- 小野さん
- ゲームグラフィック&キャラクター専攻2年
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- 日髙さん
- スーパーCG・映像クリエーター専攻1年
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- 深野さん
- アニメーション専攻1年
業界を目指したきっかけは新しいものづくりへの情熱
- 鈴木
- この業界を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
- 小野
- 小さい頃から積み木や粘土でものを作るのが好きで、ゼロから何かを作っていく仕事に就きたいと思って、この学校を選びました。
- 日髙
- 子どもの頃から親の影響で映画をたくさん観ていたのですが、特に映画『スター・ウォーズ』シリーズの世界観に感動したことがきっかけで、映画で使われているようなCGを学びたいと思いました。そして自分が作ったら、もっと面白いものが作れるんじゃないかと思って…。
- 鈴木
- 「自分が作ったほうが面白いものができる」という感覚は、この仕事をしていく上で、とても大事だと思いますよ。
- 深野
- 私は絵を描くのが好きで、高校生の時にアニメーション映画『夏目友人帳』を観て、こんなアニメを自分でも作りたいと思ったことがきっかけです。
- 鈴木
- 私もまさに3人が混じったような感じです。小さい頃からものを作るのが好きで、映画もよく観ていて、絵を描くのも好きでした。皆さんも、そこを起点に新しいものを作り出して、未来を切り開いていってほしいと思います。ディズニーで働いている人たちも、やりたいという気持ち「パッション(情熱)」を持ち続けて、好きな仕事をつかんでいます。決して遠い世界の話ではありません。皆さんに可能性があると思います。
プロの仕事や考え方を知ること
- 日髙
- 先生の特別講義を聞いて、映画でものを動かす時に、「進行方向がどちらだから、どう作るべきか」など、プロの方たちがいろんなことを考えながら作っているのが分かって、とても興味深かったです。
- 深野
- 私も実写とアニメは違うと思っていましたけど、根本的な考え方は同じだということが分かりました。
- 小野
- CGを制作する時に、「普段、人が目にしているものはちょっとでも違和感があると、すぐ気付かれる」という言葉にハッとしました。これから、自分が作る時に、そのことを意識しようと思います。
- 鈴木
- 講義の後に皆さんの作品も見せてもらいましたけど、クオリティーが高くて驚きました。だからこそ、普段なら言わないような細かい部分までアドバイスをしましたが、就職の時にはそういう細かな部分で、実力の差が出てきます。採用の担当者はどこまで気をつかって作品を仕上げてくるのかをしっかり見て、評価しているので、妥協せずに作り込んでほしいと思います。
日本人がもっと世界にはばたいて活躍するには?
- 小野
- 講義の中で、自分が好きな映画『スパイダーマン』のサム・ライミ氏と先生が知り合いというのを聞いて、そんなすごい方の話がこんなに近くで聞けるなんて、今とても感動しています。
- 鈴木
- それは良かった。少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいですね。ディズニーのスタジオの玄関には、大きな世界地図が貼ってあるのですが、そこにスタッフが自分たちの出身地に印を付けています。多いのがアメリカで、次にロシア、中国、韓国が多いんですけど、日本がすごく少ない。日本人は真面目で頭も良くて、実力はあるのに英語力がなくて差がついてしまっているのが、とても惜しいと感じています。
- 日髙
- 映画の制作で面白い国はありますか。
- 鈴木
- ニュージーランドは日本人に近い感覚があるので、ハリウッドを目指すための良いステップになると思います。英語もしっかり学んでほしい。映像業界で使う単語や言い回しがあるので、まずはそれを重点的に覚えていくと英語力も伸びてくるのではないでしょうか。
悩むことで新しい発見が生まれる恐れずにチャレンジを!
- 鈴木
- 深野さんと日髙さんは1年生だけど、今ものづくりが楽しくなっている時期なのでは?
- 深野
- はい。作画の授業で、自分の作ったものが動く瞬間が感動的でした。
- 日髙
- CGを学ぶために工業高校に進学したのですが、この学校に入学して設備のレベルがまったく違って驚きました。授業では毎回、「新しいことを学んでいるんだ!」という高揚感があります。
- 鈴木
- プロが使うような設備を使うと、難しいことも簡単にできてしまうことがあって驚くよね。小野さんは2年生ですが、どうですか。
- 小野
- 3DCGの授業は、あっという間に時間が過ぎていきます。知らない知識や技術を教えてもらえて、できることがどんどん増えてきています。
- 鈴木
- この学校は私が学んだアメリカ・カリフォルニア州にある「アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン」と似ていて、産業界とのつながりが強い。まさに明日から使える実践力が身につくと思います。企業プロジェクトでは、自分の作品をアピールするためのプレゼンテーションも学べるし、就職活動などでも大きな強みになると思います。
- 小野
- 学生時代にやっておくべきことは何でしょうか。
- 鈴木
- 好きなものをとにかく作りまくってほしい。がむしゃらにやったことは、きっと将来役に立つはずです。好きなことへの熱量があればあるほど、いつかその頑張りが認められると思います。
- 日髙
- ただ、制作の途中で「これでいいのかな」と悩んで止まってしまうことが多くあります。
- 鈴木
- あるよね。でも悩むことは、実はいいプロセス!もし、突飛なものができ上がったとしても、それは誰もやったことがないものを生み出そうとした結果だと思います。自信を持ってほしい。
- 深野
- 私はデッサンが苦手で、どうしたら立体感が出るのか悩んでいます。
- 鈴木
- 人物が空間に存在することを意識してみたらどうだろう。実際にディズニーではキャラクターを粘土などで作って、3Dの感覚を身につけるようにしています。そういう練習は必要だと思います。
- 小野
- ゲームの場合、ユーザーが動かすという効率性が求められ、面白くないデザインになってしまうことが多くなります。デザイン性としての面白さと、実用性や効率性のバランスはどうされていますか?
- 鈴木
- 自分が少しずつでも面白いと思って、それを作った時のことを思い起こして、最大限にそのアイデアを自身で愛して売り込むというのが大切だと思います。夢を売る仕事なのだから、面白いものを作りましょう!この業界は、大きな変革期にあって、映画はストリーミングが主流になり、これからAIやVR等の新しい技術もあたり前のように使われていくでしょう。でもそれだけに新しい発想が必要だし、若い人にもチャンスがたくさんある。一緒に世界で活躍できる仲間が増えることを期待しています。
※感染症対策を講じて取材を行い、写真撮影時のみマスクを外しております。