8月19日に、
アニメーション業界でご活躍されているお二人をお招きして、
特別講義が行われました
そのお二人とは…
アニメーション演出家、監督として、
長年、第一線でご活躍されている
奥田誠治さん
アニメーション演出家、作画監督であり、
当校でアニメーション講師を務めて頂いている
渡辺純央さん
です
講義の中で、奥田誠治さんの
「私の歴史はアニメーションの歴史」
という言葉が印象に残りました
その言葉の通り、
奥田さんが携わって来られた作品を辿ると
そのままアニメーションの変遷を感じることができます
奥田さんは
「TCJ」、「タツノコプロ」などでご活躍され、
代表作として往年の名作
「鉄人28号」「鉄腕アトム」や、
最近の作品であれば、
「ワンピース」や「NARUTO-ナルト-」など、
恐らく日本で一番、数多くのアニメーション作品に
関わっているアニメーション業界の大御所です
もしかしたら、
今、学生や高校生の方が観ているアニメと、
そのお父さんお母さんが観ていたアニメを作っているのが、
奥田さんであり、同じ人かもしれないと考えると、
その凄さがわかりますね
今回は、そんな奥田さんの経歴を振り返りつつも、
実際にアニメーション業界でご活躍中のお二方から、
「業界の求める人材になるためにはどうすればいいのか」
を教えて頂きました
奥田さんからは、
ご自身が海外で活動したときの実体験をお話され、
「これからは海外に目を向けるべき」
とアドバイス頂いたり、
「アニメを観ているだけではアニメは作れない」
と、教養を身に付ける大切さを説いて頂いたりなどしました
そして最後は、
特別講義に参加した学生や高校生の質問に、
一つ一つ丁寧にお答えして頂けました
滅多にない機会に、質問は、
現場ならではのリアルなお話や、
これからアニメーション業界を目指す上での志など、
多岐に渡りました
今回の特別講義を受けた方には、
奥田さん、渡辺さんの作ったアニメを観て育ち、
アニメーション業界に入りたい
と思った人もいるかもしれません
そんな人たちが、
これからは、自身の手で
新しいアニメーションの歴史を
育てていくようになることを祈っております