「十二単」特別講義が行われました
総合デザイン科学生と留学生が対象の、日本の文化と歴史を学ぶ特別講義です。
講師は、ECOコミュニケーション科の教育顧問、鷲塚先生のご紹介による、名古屋在住で結婚式の着付けや英会話の講師でもある、ミキ レガット先生を中心に行われました。
解説を加えて頂きながら、
飛代を着て、小袖に細帯をつけて、その上に長袴を着て登場されました
とても一人では着れないのですね…
二本の紐を交互に抜きながら着せていきます。
着付けは、一枚重ねるごとに下の紐を抜いていくので、常に一本の紐で着付けられています。
十二単は、必ずしも十二枚の着物を重ねて着るのではないことも学びました。
また、重さは15kgもあるんですよ!
参加した学生さんは、みんな熱心に写真を撮っていました
これで完成です
色鮮やかな着物の重ねがとても美しいですね~
そして…
着るのがとても大変だった十二単ですが、
十二単は、四六時中、着たままでいることが大変なので、すぐに着れるように空蝉(うつせみ)にしたのです。
この写真の状態を空蝉と言います。
最後は、この空蝉を使って十二単体験をさせて頂けました
着物の色や着方など…十二単には様々な意味や決まりごとがあるようです。
今回は、一単を着て、五衣の第一衣から第五衣までを着せていき、その後、打衣を着て、最後に表着を着ました。
一単や五衣が単彩であるのに対して、多彩で文様が華麗であったことが印象的でした。
十二単という姿は、「公家女房唐衣裳装束姿」と言います。
この講義で興味を持った学生さんは、自分で調べてみるのも面白いのではないでしょうか
今回の貴重な体験を、これからの作品制作にぜひとも活かしてくださいね