ゲーム

ゲームクリエイターとは?

ゲームクリエイターとは?ゲームクリエイターとは、文字通りゲームを作る人のことです。もちろんここでいうゲームとは、ゲーム機やスマホ、ゲームセンターなど遊ぶことができるコンピューターゲームのことです。ゲーム業界が誕生してからすでに40年ほどの年月が経ちますが、その間に世界のゲーム市場は20兆円を超える巨大産業に成長しました。このことは、身の回りにたくさんのゲームがあって、自分自身も含めてゲームを楽しんでいる人がとても多いことからも想像ができると思います。

ゲーム業界がここまで成長したのは、もちろんゲームそのものが成長して、それを楽しむゲーム人口が激増したからです。その成長に伴って、ゲームを生み出すゲームクリエイターの仕事も高度化、専門化しています。一口にゲームクリエイターといってもとても広い、その世界をご紹介しましょう。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマー今どきのゲームは複雑かつ高度化したプログラムで動いています。そのプログラムを作成し、ゲームの心臓部を生み出すのがゲームプログラマーです。プログラム言語には「Java」「C++」などが用いられることが多いですが、こうしたプログラム言語や開発ツールを駆使して、まだこの世にないゲームを生み出していきます。

素晴らしいアイディアがあったとしても、それをうまくゲーム性として再現できなければ、それはゲームとして「不発」です。いかにそれをプログラムとして再現して、遊ぶ人のワクワク感を演出するかがゲームプログラマーとしての腕の見せ所といってよいでしょう。

ゲームプランナー

ゲームプランナー以前と違って美しいグラフィックや滑らかな動き、そして多彩なゲーム性など、今どきのゲームは総合芸術です。これだけ見事に世界観を表現して遊ぶ人をその世界に引き込んでいくゲームを生み出すには、統一感の取れた「ゲームの世界」を作り出していく必要があります。その世界を考え、そのアイディアを実際のゲーム製作につなげていくのが、ゲームプランナーです。ゲームを計画し、それを実際の形にしていくのですから、建築の世界で設計をして建物の構想を具現化していく建築士の仕事によく似ています。

大ヒットしたアニメや映画などを題材にしたゲームが満を持して発表されるも、何となくイマイチだと感じたことはありませんか?それは、せっかくのキャラクターや世界観があるにもかかわらず、ゲーム性がイマイチだからです。そのゲームはもしかすると、予算や製作期間の都合でゲームプランナーが十分に能力を発揮できなかったのかもしれません。

このように、ゲームプランナーの仕事はゲームそのものの完成度や楽しさに直結するので、とても重要な役割を担っています。

ゲームディレクター

ゲームディレクターゲームディレクターはゲームの発案から製作まで全般にわたるアイディアマンの位置付けですが、このゲームディレクターは製作現場を統括する、いわば「工場長」のような存在です。ゲームの製作にはキャラクターデザインや世界観の作り込み、プログラミング、音楽制作といったそれぞれの専門家がいます。この各分野の専門家をうまくコントロールして、ゲームの製作をスムーズに進めていくのがゲームディレクターの仕事です。

総合芸術であるゲームの製作は、同じく総合芸術といわれる映画の製作に似た部分があります。映画でもそれぞれの専門家が能力を発揮して決められた時間内にコンテンツを作り込んでいきます。ゲームの製作にも納期や予算があるので、それに沿った形で各分野の専門家が十分に能力を発揮してゲームを作り上げていくゲームディレクターはとても重要なポジションです。

CGクリエイター、2Dデザイナー、3Dデザイナー、キャラクターデザイナー

CGクリエイター、2Dデザイナー、3Dデザイナー、キャラクターデザイナー今どきのゲームは、その美しいCG(コンピューターグラフィックス)など視覚的な効果に目を見張るものがあります。ゲームが登場した時期の「インベーダーゲーム」や「スーパーマリオ」などと比べると、当時のCGが「ドット絵」と呼ばれるようにカクカクとした表現しかできなかったのに対して、今のゲームはその表現力にほとんど制約がありません。それだけ高い表現力を備えたゲームの製作には、ヴィジュアル世界を作り上げるプロフェッショナルが必要です。それが、ゲームクリエイターの中でも視覚効果の専門家であるCGクリエイターやデザイナーといった職業です。

ドット絵の時代と違って、今のゲームでは3DCGの立体的な空間を創りだすことも珍しくありません。これまでは平面だけだったゲームの世界に立体空間が加わることによって表現の幅は広がりましたが、それを表現するための新たなスキルも求められます。それだけ3DCGの知識を持ったクリエイターのニーズは高くなり、実力のあるクリエイターはゲーム業界だけでなく映像制作業界などからも引っ張りだこです。
さらに、国や自治体など公共性の高い仕事をこなすことも多くなっているので、社会貢献の分野にも活躍の場が広がりつつあります。

背景デザイナー

背景デザイナーどんなゲームにも、しっかりとした世界観があります。この世界観を表現するのに重要な役割を担っているのが、背景です。背景は常にゲーム画面に表示されている脇役ですが、プレイヤーはその背景を無意識のうちに覚え、そのゲームの世界観とリンクさせます。つまり、背景はそのゲームのイメージを背負っているといっても言い過ぎではないでしょう。

しかも、ゲーム機の高性能化によってグラフィック機能がどんどん進化しています。背景の作り込みにも高い表現力がもたらされましたが、それに伴ってその機能を使いこなし、プレイヤーが満足できるだけの背景を作り込む人材が必要になるわけです。この職業を背景デザイナーといいますが、ゲームの世界観やコンセプトを表現する仕事なので、コンセプトアーティストと呼ばれることもあります。

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